加地家初代「佐々木盛綱」の墓参り

前の投稿でも書いた通り、私ども加地家の元は近江源氏佐々木党の佐々木家です。

宇多源氏系は公家源氏になった一族が多い中、唯一宇多源氏系で武家になったのが佐々木家です。

その佐々木家の本家当主であった佐々木秀義(ささき ひでよし)の三男として生まれた佐々木盛綱(ささき もりつな)が後年加地と姓を改め加地盛綱となり、加地家の初代となります。

その佐々木盛綱は晩年、現在の群馬県安中市磯部で妻と共に余生を過ごして亡くなりました。

今でも、群馬県安中市磯部にある松岸寺という曹洞宗の寺院の境内に佐々木盛綱とその妻の墓と伝わる墓石が遺されています。

↓松岸寺

↓盛綱とその妻の墓

墓石は五輪之塔(ごりんのとう)として作られております。五輪(ごりん)とは日本の大乗仏教における万物を生成する五つの元素、地水火風空のことを意味します。

二つある墓のうち、五輪が全て揃っている墓が佐々木盛綱の墓であり、五輪の上の部分が壊れてしまっている墓が盛綱の妻の墓とのことです。

↓こちらが佐々木盛綱の墓石

↓こちらが佐々木盛綱の妻の墓石

この二つの墓石は、昭和37年8月2日、群馬県指定の重要文化財に登録されています。

私は初めて群馬県安中市磯部に行きましたが、気配は陰陽が上手く交じって心地良い温泉街でした。

名産は磯部温泉と磯部温泉を使って作った磯部煎餅のようです。

日帰りで入れる温泉施設が一つだけあったので、そこで磯部温泉に入りました。

先祖の盛綱翁が妻と晩年を静かに平穏に過ごした温泉に浸かって、力を貰いました。

磯部温泉はpHが7.06くらいの中性の湯でしたが、塩分がとても高いので舐めるとしょっぱいです。

磯部温泉は湯の温度は38度くらいでぬるいくらいの温度ですが、塩分が強いためこれでもある程度浸かるとだいぶ火照ります。

温泉施設の注意書きにも、塩分が強いので長時間継続した入浴はのぼせて湯あたりする危険性ありと書かれていました。長湯をするときは、必ず湯から上がって休憩しながら入らないとならないようです。

先祖も浸かっていた磯部温泉の水に宿った磯部の地のエネルギーを貰って、ますます繁栄出来そうな予感を感じています。弥栄。

加地龍太

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